テフロンTM加工、ふっ素樹脂コーティングの最適活用を実現する

株式会社吉田SKT 〜ふっ素樹脂(テフロン(R))コーティングと表面改質技術の専門メーカー
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解決ストーリー
包装フィルムのカッター刃への付着防止

──ライン停止が減り、目標の生産計画が実現


※図はイメージであり、実際の工程とは異なります。

カイゼン目標の達成を阻むくっつき
多くの製造現場では、タクトタイムを短縮し、時間当たりの生産量を増やす努力が常にされています。ある包装工程では、実際の生産時に、粘着剤の付いた包装フィルムがカッター刃にくっつくことで切れなくなったり、位置ずれが生じたりと、ライン停止をよぎなくされることが頻発。このせいで、タクトタイムから算出した生産計画の数量を達成することができませんでした。
市販の離型剤をカッター刃に塗布して対策していましたが、思うように効果が持続しないため、メンテナンス回数とコストがかさみ、生産の効率化につながりませんでした。


刃物なまりのリスク、刃先の精度をクリア
ひんぱんに離型剤を塗布する経済性の悪さを改善するため、表面処理による解決を試みました。
当初はふっ素樹脂コーティングを検討されていましたが、処理にかかる温度が問題に。じつは、刃物に使用されている金属は250℃を超える熱で硬さを失ってしまうことがあり、およそ400℃で処理するふっ素樹脂コーティングは適切とはいえませんでした。
また、この包装フィルムの粘着剤に対しては、ふっ素樹脂コーティングでは付着が解消しきれなかったことと、数十ミクロンという塗膜が乗るため、処理後には刃先の再調整(研ぎ)が必要なこともネックとされました。
そこで、問題の工程の前後に貼り合わせや塗装といった工程がないことを確認したうえで、ふっ素樹脂ではなくシリコーン系のコーティングに切り替えることに。これによって処理温度が250℃以下に抑えられ、刃物なまりの懸念がなくなりました。さらに1ミクロンという薄膜のため、刃先の切れ味も維持できました。

効果を長く持続させ生産力をアップ
このシリコーン系のコーティングにより、突然のライン停止が起こることはまずなくなりました。しかし、より生産量を増やした場合でも安定稼働できることを目指して、さらなる打合せを重ね、下地に凹凸を付けることで接触面積を減らしたコーティングに進化。くっつき防止効果の持続性が上がり高評価をいただいています。
※個別の条件により耐久性や効果等は異なります。


カット工程の採用例     ・ラベルカット工程 ・生ゴム切断工程 ・フィルム切断工程 ・タック紙切断工程

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